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2008年5月31日 (土)

■見えない手に鍼を打つ by次女

「鍼灸の挑戦(岩波新書)」という本の中で、面白い記述がありました。

事故や病気などで手足を切断してしまった人でも、なくなった手足の感覚をはっきりと感じることがあるそうです。このことに興味を抱いた鍼灸師が、ソニーの故井深大会長を治療していた関係で、ソニー生命情報研究所の協力を得て、ある実験したそうです。

「事故で片腕を切断した青年の、切断したほうの手に鍼治療をする」という実験です。

青年の、かつて手があった辺りの空間に、気の流れを感知したそうです。更に、親指と人差し指の骨が交わる辺りに「合谷(ごうこく)」という大腸系の経絡で最もエネルギーが強いツボがあるのですが、この場所を探り当て、鍼を打ちます。

鍼を打つ・・・といっても、空間に鍼を打つのですから、奇妙な光景です。

変化は劇的だったそうです。

サーモグラフィーを使った計測によると、大腸系の経絡に沿って体温が施術前よりも1.7度低下したそうです。

「ない手にも経絡があり、気が流れている」と、実験者自身もびっくりしたと、本には書いてありました。

この話が、私は結構好きなんです。

勿論、世の中には、「非科学的」だと言って信じない人もいるでしょう。

でも、ガン治療の第一人者・帯津三敬病院の名誉院長・帯津良一先生(私は、この先生の本が大好きで、よく読んでいます)が、以前、対談か何かで、「自分は医者であるけれども、人間の身体のことは、床から足のくるぶしの辺りまでしかまだ分かっていない」とおっしゃっていました。

つまり、西洋医学の専門家でも、人の身体については、ほとんどが未知なのだ、ということです。(お医者様が「床からくるぶし」だったら、私は「床から表皮」・・・・?)

今後、まだまだ人体や生命に関して、新しい見方が出てくるのではないかと思います。

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