小学校5年生からバスケットボール部でした。
小学生は
「ミニバスケ」
ですけど
今はどうかわからないけど、当時横浜市・・・特に私が住んでた東南地区ではバスケットボールが盛んで強いチームも多く、練習も
スパルタ
そのものでした。
監督にすぐ怒鳴られたり殴られたりするので、試合中は
「コートの外で監督の隣にいるくらいなら、中にいるほうがマシ」
というかんじでした。
痛いし怖いし
痣とかしょっちゅう作ってましたね。
鼻血も出るし。
その後中学でイギリスに行って、インターでまたバスケ部になぜか入るわけですが、アイルランド人の監督に英語でばーっと、なんだかよく理解できないけどまたあれこれ怒られるわけです。さすがに殴られはしなかったですけど、言ってることで共通してること、けっこうあったんですよね。
「ボールにちゃんと寄れよ。楽をしようとするな。足を使え。」
ということ。
疲れてくると、足が動かなくなってきます。そうすると普段なら出る「一歩」が出ない。出ないから手だけかろうじて伸ばしてなんとかしようとする。もっと疲れてくるとその手も出ない。普段なら両手が出るはずなのに、片手しか出ない。
そうなってしまうと大抵あまり良い事は起きません。
ミスはするし、怪我はするし。勝てないし。
大人になって、同じようなことを言われている現場を見たことがあります。TV局のカメラマンさん。
カメラの機能でズームインという機能がありますが、
「“寄り”たければ自分の足を使って自分が寄っていけよ。カメラに寄らせて楽するなよ。」
と、プロデューサーさんに怒られているのでした。
で
実はこれを応用できるのが、医療やスパの現場における接客業です。
お客さんが来る。患者さんが来る。自分は受付に座っている。スタッフルームにいる。あるいは立ってお出迎えの体制にある。なにか呼びかけられる。なにかお願いされる。
このときの一番のキーワードは、「患者さんよりも知識があること」よりも「技術がうまいこと」よりも「丁寧な言葉を使えること」よりもなによりも先に
まず
「決して楽をせず足を使って寄る」
ことです。
座ったまま会話をしない。案内するとき率先して自分が動く。お客さんから自分に寄らせるのではなく、自分からお客さんに寄って行く。手を伸ばすときは片手ではなく両手を出す。手だけ出さずに、身体でお客様の正面または傍らに立つ。
疲れたり忙しかったりするとなかなか容易にできることではありませんが
自分に対して「楽」をしようとする担当者を、お客さまが必要とすることはない
と、
これは自分への戒めもこめて唱えるようにしているのです。